TAKUYA
KODA
神田卓弥
執行役員
プライズ創業メンバーであり、現在は営業チームを統括する神田。
プライズの営業スタイルをつくりあげ、多くの若手から慕われている神田だが、今に至るまでは数々の挫折があった。
自分に自信を持てなくなり、進む道に迷い続けていた時、ある仕事との出会いが神田を変えていく。
「営業」に一発逆転を賭けた男の、終わりなきサクセスストーリー。
episode01
結果を出せなかった不動産営業
広島で生まれ育ち、ずっとサッカーに打ち込んでいた。プロを目指し、高校では全国大会出場、大学もサッカーで入った。でも、上には上がいる。加えて、サッカーの世界では大きく稼げるのは限られた選手だけだ。正直いうと、僕は稼ぎたかった。お金持ちになって、きらびやかな世界を体験してみたかった。だから、きっぱりとプロをあきらめ、大学卒業後に大阪の不動産販売店に就職した。不動産営業の世界では、物件を売れば売るほど自分の稼ぎも増えるからだ。ところが、自分はとにかく“できない営業マン”だった。全然結果が出せず、家の電気も止まるほどの極貧生活を送っていた。労働環境もハードで、毎日クタクタ。結局3年後、芽が出ないまま会社を辞めた。自分にまったく自信を持てなくなって、腐り切っていた20代前半を過ごした。
episode02
稼ぐだけじゃ満たされない
不動産会社を辞めた後、目先の生活費を稼がないといけないから、配送業者で働くようになった。そこでは配送した分だけ稼ぎがある。営業のようにコミュニケーションスキルも必要ない。仕事がシンプルな分、自分の時間と肉体を使えば使うほど稼げる。だから、すぐに同世代に比べて倍以上の給料をもらえるようになっていた。でも、今度は違う問題が出てきた。誰とも話さず、毎日ひたすら荷物を運び続けると、世間から取り残されたような気分になるのだ。正直、頭がおかしくなるような感覚になった。「俺の人生、これでいいのか?」と自問して、「やっぱり、もう一度チャレンジしたい」と思うようになった。一度失敗した営業に、リベンジしたいと思った。
episode03
再び営業現場で落ちこぼれる
配送業を続けるか、営業の世界に戻るか。悩んでいた時期に、友人の紹介で東京でウォーターサーバーの販売代行業を営む人に出会った。仕事の内容を聞いているうちに、水市場の可能性と、営業の仕事がとても魅力的に感じて、すぐに転職を決断した。東京で働けるというのも田舎出身の自分には大きかった。日本で最も華やかで、人材が集まる場所で勝負してみたかったから。とはいえ、自分は一度営業で失敗している。ここでも失敗したら、もうチャンスはない。背水の陣でこの世界に飛び込んだ。そして、またもやうまくいかなかった。半年間、全然結果を出せなかった。まただ。大阪でダメで、東京来てもダメ。俺は一体なにやってんだ…! 再び極貧生活に戻り、生活のために借金まで背負ってしまった。でも、ここで逃げ出したら、もう一生這い上がれない。そう思って、必死に現場にかじりついていった。とにかく、新しい学びがあれば全部メモ。自分だけが分かる走り書きの字が、ノートに踊っていった。そして、一個一個ノウハウを検証して、自分なりのやり方をつくりあげていった。ちょっとずつ数字を上げられるようになった頃、ある現場で大山といっしょになった。それが、ターニングポイントだった。
episode04
人生を変えた「人」と「仕事」の出会い
大山は、すでにこの世界で知られた営業のスーパースターだった。間近でその仕事ぶりを見て、僕はとにかく驚いた。パワフルだけど愛嬌があって、どんな人でも惹きつけてしまう。もちろん、数字だってダントツだ。その営業スタイルに衝撃を受けて、その日に弟子入りを申し込んだ。最初、大山は本気にしていなくて、適当にいなされていたけど、しつこく食い下がり、プライベートも一緒に過ごさせてもらった。そのうち、少しずつ営業の核心について話してくれるようになった。自然体に見えるスタイルの裏にはものすごく緻密な理論や戦略があったことを知り、僕はそのすべてを吸収しようとした。そこから、僕は変わった。これまで蓄積していたデータと、大山から学んだスタイルが掛け合わさって、面白いように仕事がうまくいくようになった。社内でナンバーワンになり、大山との出会いから3ヶ月後には昇格を果たした。お金ももちろんだが、なによりも自分の人間力でモノを売る醍醐味を知った。ようやく、「営業」にリベンジを果たせたような気持ちになった。
episode05
世界で一番おもしろい仕事をしないか?
やがて大山はプライズを設立し、僕は創業からジョインした。僕をいれてたった8人でのスタートだったが、初月から目安の倍近くを売り上げた。でも、慢心はしない。大山も僕も何度も失敗しているからこそ、「もっとどんどん売るぞ」と上を見るタイプ。そうやってガムシャラに営業を続けていたら、いつのまにかメンバーも売上も増えていった。今の目標は、この業界で圧倒的なナンバーワンを取ること。素晴らしいメンバーがいて、チームの団結心が強いプライズなら、それは無理な夢ではない。そのために、営業統括を担う僕は、大山から学んだことをしっかり若い人材に伝えていくことが役割。「営業という仕事の面白さ」を体感してもらえれば、あとはそれぞれが伸びていく。自分に自信がなかったり、立派な経歴がなくても関係ない。かつて全然仕事ができなくてくすぶっていた自分が言うのだから、信じてほしい。この仕事は、世界で一番おもしろい。この最高のチームで仕事をして、多くの人が誇りを持って生きていく姿を、たくさん見たいと考えている。